脊髄神経疾患の治療について

脊髄に悪性腫瘍(癌)ができていない限り、基本的には脊髄神経疾患は良性の病気です。 すなわち手術を含めた何らかの治療にて、症状を軽くしたり消失させることができます。 以前は長期間薬やリハビリを続けていましたが、麻酔や手術手技が飛躍的に安全となり(専門分野の確立と指導医による手術) 必ずしも長い経過観察による痛みの我慢をする必要はなくなってきています。 神経は大変デリケートな組織であり、手術結果は手術に至るまでの期間と症状の程度にかなり左右されます。 また超高齢化のすすむ日本では、健康ですこやかな老後をいかにして送るかということが大きなテーマの1つであり、 近年運動器症候群 (locomotive syndrome) という考えが生活習慣病とともに意識されてきています。 これは腰部脊柱管狭窄症や大腿骨頭骨折など治療しないと車いすの生活にもなり、生活の質が大きく低下します。 したがって、今私たちが考える手術治療は年齢に関係なく(東名病院の手術最高齢は93歳)、タイミングを逃さずに 病気を発現している部分だけ手術する低侵襲手術を行っています。